社会人として働きながらMBAに通い始めて、半年が経った。
入学前の葛藤や大学選びには多くの悩みがあった。
仕事との両立、家族との時間、そして自分に本当にやり切れるのかという不安。
そのときのことは、以前の記事にも書いた。
■第3話:再挑戦─もう一度走る理由
■第2話:焦りと違和感の中で、本当の「学び」を探していた
■第1話:40代の新たな挑戦、今さら“学び直し”?社会人MBAに挑戦した理由
あれから半年。
実際に通ってみて感じたことを、少し整理してみたい。
基礎とケーススタディの学び
私の通うMBA課程の授業は、単に知識を学ぶだけではない。
まず基本となる理論やフレームワークを学び、
その後、実際の企業事例(ケーススタディ)を使って議論する。
最初に別の学校で感じた違和感もあったが、
今振り返ると、この「基礎とケースの組み合わせ」がMBAの学びとして非常に重要だと感じている。
理論だけでも不十分だし、
経験談だけでも体系化されない。
基礎を理解した上でケースを議論することで、
はじめて「考える力」が鍛えられるのだと思う。
改めて最初の大学(商品のように扱っていた大学)にしなくて「よかった」と感じた。
個性的で面白い授業
MBA課程の授業は、想像していたよりも多様だった。
例えば
・経営法務の授業(法務が経営にどう影響するのか?)
・企業経営者による基調講演(様々な企業の経営者と触れることができる)
・海外ショートプログラム(実際に海外を訪れ、海外と日本の違いを学ぶ)
・デザインシンキング(自分のカラを打ち破る)
など、通常の大学ではあまり経験できないような授業も私の通学してる大学には多くあった。
特に印象に残っているのは、
実務の最前線にいる方の話を直接聞け、自分の意見をぶつけることもできる機会が多いことだ。
教科書だけでは学べないリアルな視点に触れることができる。
こうした経験は、社会人MBAならではの魅力だと思う。
6カ月でMAX8科目を履修
半期で履修できる科目数は最大で8科目。
私はこの上限いっぱいの8科目を履修した。
仕事をしながらの履修は正直なかなか大変だったが、それでも学びの密度は非常に高かったと思う。
MBAでは成績評価として
S / A / B / C / D(単位が取れない)
という5段階評価がある。
さすがにDという判定はないだろうとは思いつつ、
普段から慣れ親しんだ内容ではなかったし、
工学部出身の私にとってはどれもが新鮮で悩みながらの
授業でした。
今回の結果は
・S:3科目
・A:4科目
・B:1科目
という結果だった。この結果がいいのか悪いのか、
というよりも、半年通って改めて感じたのは、成績そのものが目的ではないということだ。
MBAの授業は、試験のために覚える知識というよりも、
「どれだけ自分の頭で考えたか」
「どれだけ自分の経験と結びつけられたか」
が重要だと感じている。
これからも、評価以上に
「この授業から何を学び、自分の中にどれだけ残ったか」
を大切にしたいと思っている。
半年を振り返って
最初に感じたことは、やはり社会人MBAは忙しい。
時間の使い方が大きく変わる。
授業だけでなく
・予習
・課題
・レポート
・グループワーク
などがあり、週末や平日の夜の時間の使い方が大きく変わった。
特にグループワークは社会人MBAならではで、
仕事とは違うバックグラウンドを持つ人と議論する機会が多くあります。
忙しいのは事実ですが、それ以上に 新しい刺激を受ける時間でもある。
自分とは年齢も経験も何もかもが異なる人との議論は本当に刺激的。
環境が違うので「伝え方」も重要。
新たな発見の連続だった。
その分スケジュール調整は至難の業。
みんな忙しい社会人。結局は平日や土日の深夜帯にグループワークをすることがほとんど。
その忙しさが私は好きですが(^^;
仕事だけでは得られない視点
仕事をしていると、どうしても
「会社の視点」
で物事を考えることが多くなる。
しかしMBAでは、社外からの視点で考えることが重要。
自分の価値観がどれだけ凝り固まっていたのかがよくわかった。
「これって常識でしょ?」と思っていたことが他の人にとっては
大発見になっていたこともあり、逆に他の人が「常識だ」と思っていた
ことを私が全く知らなかったり・・・
普段の仕事とは違う視点で考える機会があるのは、
社会人MBAの大きな価値だと思う。
同じ志を持つ仲間
もう一つ大きいのは 仲間の存在です。
MBAには様々なバックグラウンドの人がいます。
・大企業
・ベンチャー
・コンサル
・金融
・経営者
・医療従事者 等
それぞれが自分のキャリアを考えてMBAに来ている。本当に個性豊か。
普段の会社生活では出会えない人たちと議論することは、とても刺激になるし、勉強になる。
ここで出会た人はMBAに来なければ出会えなかったであろう人、この人たちとのつながりは今後も大事にしたい。
社会人MBAはおすすめか?
半年通った現時点での率直な感想は
「簡単ではないが、挑戦する価値はある」
ということ。
もちろん
・時間の負担
・家族との調整
・仕事との両立
・学費の問題 等
など大変なこともはあるし、楽じゃない。
しかしそれ以上に
・新しい学び
・新しい視点
・新しい仲間
を得られることがうれしい環境。これを自分がどう感じるか?かと思う。
まだ挑戦は続く
まだMBA生活は始まったばかり。
これから
・どんな学びがあるのか
・自分がどう変わるのか
まだ分からないことも多いですが、
この挑戦を楽しみながら続けていきたい。
また時間が経ったら、改めて振り返りを書こうと思う。

コメント