第2話:焦りと違和感の中で、本当の「学び」を探していた

教訓

魅力的に映った“表の顔”

ホームページ、パンフレット、模擬授業──すべてが魅力的だった。

オンラインで学べる柔軟さ、ケースメソッドによる実務性、そして社会人でも通いやすい配慮ある設計。

「ここなら、今の自分に合っているかもしれない」
そんな直感で、筆記も面接も全力で準備した。

でも、面接の“数分間”で違和感は確信へ

面接当日、私は思わぬ壁にぶつかった。

面接官の上から目線の口調、大企業や「NASA」との実績アピール、「わが校は生徒を選びます」という意図が強く感じた。ここは生徒と大学の「二人三脚の場」というより何か新たなビジネス製品をアピールされているような感じがした。

ただ、結果は「合格」。??

確かに、本気で書いた筆記試験、事前課題、想定QA・・・全力で準備していた。でも面接ではビジネス感を感じてしまい、正直、うまい受け答えはできていなかった。でも「合格」。

合格通知と同封されていた「入学準備資料」を読んでいた時に、明らかに何かが崩れるような気がした。

資料には受験していた入学時期とは異なり、なぜか半年後の入学としての「合格」。ということであった。しかも半年間のズレが発生しているものの「入学金」は「今、すぐに支払ってください」という記載。

「これは、本当に“学び”の場なのか?」

正直、囲い込みに感じた。面接では「わが校は~」と応募がたくさん来ているので「生半可な気持ちの人は入学できない」とかなり上から目線でいながら、このような囲い込みのような戦法をとるのは矛盾があると思った。

外からは魅力的に見えたこの場所に、大きな大きな疑問を持った。

40代。時間は限られている。気づいたら定年を迎えることになる。「今すぐ始めないと」と焦る気持ちは確かにあったが、成長できる場として期待は大きかった。

その分、違和感、残念感が大きく、見過ごすことはできなかった。

結果は「辞退」、でも「選び直し」

私は入学を辞退した。

確かに合格は合格なので、半年待つこともできる。受験料も無駄にならなくてすむし、事前の期待は大きかった。なので、そのまま半年遅れで入学してもでも自己成長にはつながったと思う。面接官だけが外れでほかの講師や生徒はとてもいい人で、実はとても良い場だったかもしれない。

けれど私は、これまでの一連の経験や感じたことを大切にしたいと判断した。

改めて今回の合格までの道のりを振り返ると、

対話ではなく一方的なパフォーマンスに見えたこと。

中身より“売る姿勢”が勝っているように感じたこと。

これは、大金を払って入学するのだから大切にしたい気持ちであった。

次に出会った“もう一つの場所”

これまでの情報を再整理して、1から大学院を探し始めた。説明会や卒業生の声などもなるべく多くの大学院を見た。その中の1つの大学院では、体系的に知識を学びながら、ケースメソッドで実践力も鍛えていく。

先生と生徒が一体となって、「問い」から始まる授業。

「これだ」と感じた。

次回予告|再挑戦の覚悟と、0からの準備

学び直しの動機を見つめ直し、エッセイ、志望理由書、面接対策──すべてをゼロから再構築することに。前回と同様に「この大学院もビジネスかも?」そんな不安があった。

ただ、前回も面接を受けるまでは気づかなかったリアル。

どうしても「事前説明会」等では全体までは見通せない。悩んでいる暇は自分にはない。やると決めたらやるしかないし、またダメならもう一度やり直すしかない。これまでも自分の道は自分で切り開いてきたはず。残りの人生も全うしたい。結局、走り続けるしかない。

第3話では、再挑戦までのリアルをお届けする予定です。

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